レンタカー&鉄道で巡る 南仏・スペイン巡礼路・ポルトガルの旅 17日間

旅好き夫と怠け者妻の夫婦ふたり旅・・・ちょっと長かったけど、楽しかったです。

<第14日目:8/10(木)> コインブラ ~ リスボン

今日は、コインブラ大学の旧校舎の図書館を見てから、

リスボンへ向かいます。

 

コインブラ大学の旧校舎の入口「鉄の門」をくぐり、昨日予約した時間、

10:00AMに合わせて、旧校舎の図書館前に並びます。

20-30人くらいのグループでしょうか、時間になると図書館の扉が開いて、

中に通されました。

 

さすが蔵書30万冊以上の図書館。 

天井まで壁伝いにびっちり本が所狭しと並びます。

天井画も美しく、金色の装飾も施され、豪華絢爛な一室です。

写真撮影は禁止されていたので、ひたすらその美しい姿を目に焼き付け、

案内に従って、図書館を後にしました。

 

その後は、旧校舎内をウロウロ。

教会や会議室などを見て回ります。

大学と言うより、お城や貴族の館のような豪華な造りに圧倒されました。

 

見学を2時間ほどで切り上げて、急いでリスボンへ向かいます。

鉄道で約2時間。 あっという間にリスボンへ到着しました。

 

リスボンに到着してから、タクシーをつかまえて、本日の宿泊地を探します。

アパートの棟まるごとが貸し部屋になっていて、

その一室を2泊、借りることになっていました。

ここでちょっとしたアクシデント。

該当する建物の前で、オーナーさんと落ち合う予定だったのですが、

何と誰もおらず。

そのアパートも普通の建物なので、受付けもなく、ただただ炎天下に

スーツケースとともに残されることに・・・。

何度か連絡先に電話してやっと確認が取れたところ、

何でもこの日、アルバイトの人がいきなり休んでしまって、

部屋の掃除が間に合わず、朝から対処に追われて大変だったそう。

すぐにでも観光に行きたかったけれど、荷物を部屋に入れることができないので、

ひたすらオーナーの到着を待つしかありません。

結局、小一時間くらい待ったでしょうか。

やっとオーナー到着、部屋に荷物を入れることができました。

 

いきなりのハプニングで疲れてしまいましたが、気を取り直して観光へGO!

まずは中心街のコメルシオ広場へ向かいます。

青く広がる海、これが大西洋・・・と思ったら、テージョ川とのこと。

広々と開放感があってポルトガルらしい広場です。

 

ここから市電に乗って、ベレンへ。

ジェロニモ修道院へ向かいます。

1502年の着工から300年以上の長い歳月を費やし、19世紀に完成した

マヌエル様式の最高傑作と謳われる壮麗建築とのこと。

中庭と回廊が美しい修道院でした。

 

その後、正面玄関からテージョ川へ向かって歩いてインペリオ広場へ。

噴水の向こうに、「発見のモニュメント」が見えます。

帆船をモチーフにした高さ52mのモニュメントには、エンリケ航海王子や、

ヴァスコ・ダ・ガマフランシスコ・ザビエルなどの大航海時代を牽引した

32名の偉人像が海を見つめて佇んでいます。

ちょうど夕日が沈み始め、モニュメントが暖かい色に照らし出されました。

とても印象深い光景でした。

 

川沿いに歩いてベレンの塔へ。

16世紀、テージョ川を行き交う船を監視する要塞として建てられた見張り塔。

その優美な佇まいは「純白のドレスをまとった貴婦人」と例えられることも。

要塞というには美しく温かみのある塔でした。

 

今日の観光はやっと終わりです。

市電でリスボンへ戻り、街のレストランへ。

タコのサラダと、エビのアヒージョをいただきました。

海の街だけあって、本当においしい魚介類でした。

 

夫がリュックを背負ってレストランから出ようすると、

ウエーターさんが追いかけて来て、リュックは背中ではなく

前へ持って、盗難に十分気を付けるように注意してくれました。

何となく旅の終盤、比較的安全と言われているポルトガルだったので、

気が緩んでいました。

今は夜。夜道を歩いて、宿泊施設まで15分くらい歩いて帰ります。

注意をしてもらって、気が引き締まりました。

有難かったです。

 

明日はリスボン最後の観光日。

旅行も最終日です。

ユーラシア大陸の最西端に位置する「ロカ岬」へ向かいます。