レンタカー&鉄道で巡る 南仏・スペイン巡礼路・ポルトガルの旅 17日間

旅好き夫と怠け者妻の夫婦ふたり旅・・・ちょっと長かったけど、楽しかったです。

<はじめに>

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2017年夏、旅好き夫と怠け者妻。

レンタカー&鉄道を駆使して、

南仏・スペイン巡礼路・ポルトガルを旅してきました。

 

思い出して書いているので、ちょっと臨場感に欠けますが、

これから旅行される方の参考になればうれしいです。

 

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*これから旅行を計画されている方、もう既に旅したことがある方、

単に興味がある方、どなたでも旅のコメントいただければうれしいです!

 

*この旅行の後、妻は高齢・リウマチ母を連れて、

「オランダ・ベルギー 11日間」の旅に出ました。

足の悪い母がなるべく無理なく、快適に過ごせるように工夫した旅です。

こちらもよろしければ覗いてみてください!  

 

tabihiyo.hatenablog.com

 

  

<ざっくりの旅程>

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まず、ざっくり旅程を決めます。

旅行予定は、2017年7月28日(金)~8月13日(日)。

15泊17日という長旅ですが、3か国を巡るとなると、

ある程度詰めた計画が必要になります。

 

ガイドブックとミシュランの地図を片手に、

ざっくり下記の日程で廻る計画を立てました。

 

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<フランス>

マルセイユIN。 レンタカーを借りる。

・エクスアンプロヴァンス~ゴルド~アヴィニョンカルカッソンヌ

 トゥールーズバイヨンヌ

・フランス側の巡礼出発地、サン・ジャン・ピエ・ド・ポーにも泊まりたい。

・その後、ピレネー山脈を越えてスペイン巡礼路へ。

 

<スペイン>

・そのままレンタカーにて、サンセバスチャン~パンプローナ~ブルゴス

 ~レオン~サンチャゴ・コンポステーラへ。

・レオンとサンチャゴ・デ・コンポステーラは、パラドールに宿泊したい。

・レンタカーはサンチャゴ・デ・コンポステーラで乗り捨て。

・その後、長距離バスにてポルトガルへ向かう。

 

ポルトガル

ポルトコインブラリスボン~ロカ岬へ。

ポルトガル国内は、鉄道&バスを利用。

・最後はリスボンから帰国の途へ。

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出発前に手配するのは、往復航空券、レンタカー、

人気のパラドール宿泊分(レオンとサンチャゴ・デ・コンポステーラ)のみ。

あとの宿泊分は現地にて、その都度前日にネット予約の予定。

 

ざっくり日程が決まったところで、早速、各手配を始めます。 

 

(夫記)サンチャゴ巡礼路


サンチャゴ巡礼路は、長年行ってみたい旅行先のひとつでした。
「カミーノ (巡礼)」を名乗るからには、本来、徒歩で旅をするのが筋というものです。
ですが、サンチャゴ巡礼路は、典型的なコースで800キロ。歩こうと思えばひと月近くかかります。いくらなんでも仕事のある身でそれは無理。
ならばレンタカーで、と考えた時点で既にもう巡礼者とは申せません。
もともとキリスト教徒ではないので、信仰的な動機はありません。ただの観光目的なので、前後に南仏と、まだ行ったことのない国ポルトガルをくっつけてみました。
フランス南部からスペイン巡礼路へ向かう道もあり、またポルトガルリスボンからサンチャゴを目指す巡礼路もあるので、大きな意味では全体がサンチャゴ巡礼路を巡る旅だと言っても、あながち間違いではありません。ただ、道路のそこかしこにホタテ貝で示す道標があり、リュックを背負って杖にホタテ貝を括り付けたカミーノさんたちが一所懸命歩いている、そんな雰囲気のある巡礼路は、フランス側のサン・ジャン・ピエ・ド・ポーから、ピレネーを越えて、スペイン北部を進む定番の巡礼路だけです。
ちなみに、巡礼路の道標はたいてい黄色が用いられており、黄色はサンチャゴ巡礼路を象徴する色のようです。
黄色い道というと「オズの魔法使い」の「黄色いレンガの道」が思い起こされます。ひょっとしてライマン・フランク・ボームは、サンチャゴ巡礼路を旅したことがあって、そこから着想を得たのではないか、などと想像が膨らみます。

 

 

 

<航空券、レンタカー、ホテルの手配>

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日程が決まったところで、旅行会社へ。

マルセイユIN、リスボンOUT」で相談したところ、

エールフランスがお勧めとのこと。

本当は選択肢のひとつとして、「パリで飛行機を降りて、

鉄道にてマルセイユへ向かい、道中の景色を楽しむ」というルートもありましたが、

万が一、日本→パリの飛行機が遅れたりすると

鉄道に乗り遅れるという可能性もあるので、これは却下。

やはり全行程、エールフランスで往復することにしました。

 

次にレンタカー。

「南フランス~ピレネー山脈越え~スペイン巡礼路~ポルトガル

全行程をレンタカーで廻るのは、日程的にも厳しくなるので諦めて、

ポルトガルは鉄道やバスをうまく利用して、時短することにしました。

 

マルセイユ空港でレンタカーを借りて、サンチャゴ・デ・コンポステーラ

乗り捨てられることを条件にいろいろと調べてもらい、

一番便利そうな「Hertz レンタカー」に決定。

早速、申し込みました。

 

運転手は、夫と妻のふたり。

コンパクトクラスのオートマ車を10日間、

国境を越えて乗り捨てることにして、注文しました。

なお、手配をしてくれた旅行会社によると、

「車で国を越える場合は、車に人がいることをすぐに判別が出来るように

セキュリティーキット(色のついたジャケット=蛍光黄色のベストみたいなもの)の

着用が義務付けられている。」とのこと。

で、「レンタカーには1台に1着備え付けがあるのだけれど、

人数分が必要なため、1枚追加購入(8.36ユーロ)が必要」とのことでした。

 

ただ、マルセイユで車を借りたときは、現地の係員は、

この件をあまり大事なこととは考えていない様子でしたし、

フランスースペイン間の国境を都合3回越えましたが、国境越えの際に

このジャケットを着用している人を見かけることはありませんでした。

旅行会社の人も、現地のレンタカー事情はあまりよくわかっていなくて、

現地とやりとりしたことを伝えてきていただけでしたので、

ちょっと違っていたのかもしれません。

 

ひょっとすると「スペインでは、事故などの危急時に国道で車外に出るときは、

そのジャケットを着用しなければならない決まりなので、

人数分を車内に備え置かないといけない。」ということだったのかな?と

思ったりしています。これは今でも謎です。

 

カーナビに関しては、借りてしまうと結構高くついてしまうので、

日本からWifiを借りて「Wifi + i-pad 」でGoogle Mapを使用することにしました。

ピレネー山脈を含む全行程中、問題なくWifiが使えましたので、

何不自由ありませんでした。

 

ホテルに関しては、人気のホテルのみ、

ネットで事前予約していくことに・・・。

スペインの「レオン」と「サンチャゴ・デ・コンポステーラ」、

2か所のパラドールの予約をしておきました。

 

残りの宿泊地に関しては、旅をしながら随時決めていくことに・・・。

前日の夜、ネットで良さそうなホテルを予約していきます。

どこの町もそこそこホテルがあったので、

特に問題なく宿泊することができました。

 

それでは、いよいよ出発です!

 

<第1日目: 7/28(金)> いよいよ出発!

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搭乗便は「7/28(金)22:55、羽田空港発、パリ行のAF-293便」。

仕事後に急いで羽田空港へ向かいました。

いよいよ出発です!

 

到着後、まずは予約しておいたWifiをゲット。

カウンターで説明を受けて、使い方を確認しました。

 

次は両替。

現地で両替するよりも日本で両替した方がレートが良いそうなので、

早速、空港内の銀行の窓口にて両替。

1ユーロ=137円くらいでした。

 

その後、エールフランスのカウンターへ行き、

スーツケースを預けました。

チェックインは、前日ネットで済ませておきました。

その際に、席も並びで予約していたので、

スムーズに手続きが進みました。

 

ここまで快適!

これから長旅が始まります。